2014年10月23日
京都・鷹峯を訪ねて・・・
随分と歩きやすくなったこの日、「京都の角窓と丸窓のあるお寺に行きませんか~」とのお誘いをいただきましたので、京都市街地の北西端にある常照寺、源光庵、光悦寺の3ヶ寺を訪ねてきました。
まずは、京都駅前でOne-day Passを購入。
地下鉄を利用すれば早く目的地に着けるのだけれど、風景を見ることが出来るバスのほうが楽しいかな~。
駅前から市バスに乗って、四条大宮で他系統のバスに乗換え。
BSの前が、かの「餃子の王将」1号店。
鷹峯源光庵前BSで下車。
この系統、経過道路が狭隘なので、佛教大学前を過ぎると時計回りのループになっている。
紅葉前の観光客が少ない時期だったので、どちらのバスも最初から座ることができた。
BSからほんの少し東に下ると常照寺(鷹峰壇林旧跡)。
二代目吉野太夫(灰屋紹益の妻)が寄進したという朱塗りの山門「吉野門」を入ると、
右に帯塚。
女性の心の象徴としての帯に感謝し祈りをささげ供養。
四国吉野川産の吉野石ということなのだが、
縞状の筋は有るけれど色が随分と黒ずんでいて、
私の好きな「青石」ではなかった。
受付を済ませたあと、受付の方に急かされて、
本堂の隣の書院で当寺の紹介ビデオを観たあと境内を案内表示に従って散策。
書院の床に掛けられた吉野太夫。
本堂に「御会式(おえしき、日蓮の命日である10月13日を中心に行われる法要)」の花飾り。
紅葉にはまだまだなのだが、
緑色の葉の濃淡もまた風情がある。
鬼子母尊神堂。
片岡仁左衛門丈らによって建てられたという吉野太夫と紹益の比翼塚と歌碑。
一字一石法華経が埋納された上に建つ顕彰碑・白馬観音と白馬池。
茶席「遺芳庵」に吉野太夫が好んだという大丸窓(「吉野窓」)。
毎年、桜の季節の4月第2日曜日に、吉野太夫を偲ぶため「吉野太夫花供養」が行われ、
島原の太夫道中による墓参、供茶法要が営まれ、境内の随所に野点茶席が設けられるそうだ。
境内を出て、バス道を戻り源光庵(曹洞宗、鷹峰山寶樹林)に・・・。
総門を入るとすぐに参道は左に折れ、駐車場の手前で今度は右に折れて山門。
ここにも丸窓(^J^)
方形の敷石を配した山門に至る道、決して広くはないが良く手入れされた庭は、いかにも京都のお寺~という雰囲気を醸し出している。
広い庭を介して正面に本堂。
その右手前の建物内にお茶の製造に使われたという炉。
炭火を入れ、その上に和紙を貼った障子に似た物を置いて、蒸した茶葉を揉みながら乾かしたとのこと。
本堂に、丸窓(悟りの窓)と角窓(迷いの窓)。
前者は、「禅と円通」の心を表わし(円は大宇宙を表現)
後者は、「人間の生涯」を象徴し、生老病死の四苦八苦を表わしているとか・・・。
前室の飾り窓から観える枯山水の庭園。
本堂の天井を見上げると血手形。
慶長5年(1600)、鳥居元忠一党380余人が伏見桃山城で自刃したときの痕跡とのこと。
よくよく観ると、天井一面に血飛沫らしきモノが・・・。
源光庵を出て斜め向かいにある光悦寺へ~。
綺麗に設えた石畳を進み、本堂に通じる廻廊を潜ると庭園。
光悦垣。
境内には、大虚庵、三巴亭、了寂軒、徳友庵、本阿弥庵、騎牛庵、自得庵の7つの茶室が散在。
南東に京都市街地、南から西に鷹峯三山(鷹ヶ峰、鷲ヶ峰、天ヶ峰)を観る。
このあと御土居を観て、
「しょうざんリゾート」で遅くなった昼食を摂る。
※この辺り、飲食店が少なく、また予め調べておいた店は平日は休業だった。
今出川通りに出て
人形作家・早川さんの工房、
般舟院陵、考古資料館に立寄り、
京菓匠・鶴屋吉信で一服して帰宅。
この日の歩数:14,001歩
下のバナー「考古学・原始・古墳時代」をクリックしてね
・・・ 「歴史」のブログがいっ~ぱい見れるよ (^J^)
にほんブログ村
主に滋賀県内の遺跡・史跡などの探訪録は、
コチラ ⇒ http://blogs.yahoo.co.jp/takedream2
まずは、京都駅前でOne-day Passを購入。
地下鉄を利用すれば早く目的地に着けるのだけれど、風景を見ることが出来るバスのほうが楽しいかな~。
駅前から市バスに乗って、四条大宮で他系統のバスに乗換え。
BSの前が、かの「餃子の王将」1号店。
鷹峯源光庵前BSで下車。
この系統、経過道路が狭隘なので、佛教大学前を過ぎると時計回りのループになっている。
紅葉前の観光客が少ない時期だったので、どちらのバスも最初から座ることができた。
BSからほんの少し東に下ると常照寺(鷹峰壇林旧跡)。
二代目吉野太夫(灰屋紹益の妻)が寄進したという朱塗りの山門「吉野門」を入ると、
右に帯塚。
女性の心の象徴としての帯に感謝し祈りをささげ供養。
四国吉野川産の吉野石ということなのだが、
縞状の筋は有るけれど色が随分と黒ずんでいて、
私の好きな「青石」ではなかった。
受付を済ませたあと、受付の方に急かされて、
本堂の隣の書院で当寺の紹介ビデオを観たあと境内を案内表示に従って散策。
書院の床に掛けられた吉野太夫。
本堂に「御会式(おえしき、日蓮の命日である10月13日を中心に行われる法要)」の花飾り。
紅葉にはまだまだなのだが、
緑色の葉の濃淡もまた風情がある。
鬼子母尊神堂。
片岡仁左衛門丈らによって建てられたという吉野太夫と紹益の比翼塚と歌碑。
一字一石法華経が埋納された上に建つ顕彰碑・白馬観音と白馬池。
茶席「遺芳庵」に吉野太夫が好んだという大丸窓(「吉野窓」)。
毎年、桜の季節の4月第2日曜日に、吉野太夫を偲ぶため「吉野太夫花供養」が行われ、
島原の太夫道中による墓参、供茶法要が営まれ、境内の随所に野点茶席が設けられるそうだ。
境内を出て、バス道を戻り源光庵(曹洞宗、鷹峰山寶樹林)に・・・。
総門を入るとすぐに参道は左に折れ、駐車場の手前で今度は右に折れて山門。
ここにも丸窓(^J^)
方形の敷石を配した山門に至る道、決して広くはないが良く手入れされた庭は、いかにも京都のお寺~という雰囲気を醸し出している。
広い庭を介して正面に本堂。
その右手前の建物内にお茶の製造に使われたという炉。
炭火を入れ、その上に和紙を貼った障子に似た物を置いて、蒸した茶葉を揉みながら乾かしたとのこと。
本堂に、丸窓(悟りの窓)と角窓(迷いの窓)。
前者は、「禅と円通」の心を表わし(円は大宇宙を表現)
後者は、「人間の生涯」を象徴し、生老病死の四苦八苦を表わしているとか・・・。
前室の飾り窓から観える枯山水の庭園。
本堂の天井を見上げると血手形。
慶長5年(1600)、鳥居元忠一党380余人が伏見桃山城で自刃したときの痕跡とのこと。
よくよく観ると、天井一面に血飛沫らしきモノが・・・。
源光庵を出て斜め向かいにある光悦寺へ~。
綺麗に設えた石畳を進み、本堂に通じる廻廊を潜ると庭園。
光悦垣。
境内には、大虚庵、三巴亭、了寂軒、徳友庵、本阿弥庵、騎牛庵、自得庵の7つの茶室が散在。
南東に京都市街地、南から西に鷹峯三山(鷹ヶ峰、鷲ヶ峰、天ヶ峰)を観る。
このあと御土居を観て、
「しょうざんリゾート」で遅くなった昼食を摂る。
※この辺り、飲食店が少なく、また予め調べておいた店は平日は休業だった。
今出川通りに出て
人形作家・早川さんの工房、
般舟院陵、考古資料館に立寄り、
京菓匠・鶴屋吉信で一服して帰宅。
この日の歩数:14,001歩
下のバナー「考古学・原始・古墳時代」をクリックしてね
・・・ 「歴史」のブログがいっ~ぱい見れるよ (^J^)
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主に滋賀県内の遺跡・史跡などの探訪録は、
コチラ ⇒ http://blogs.yahoo.co.jp/takedream2
この記事へのコメント
あきさん、こんにちは
何年?いや何十年前かも!この角窓と丸窓を見に行ったのを懐かしく思い出しました。
しかし、あきさんは歴史に詳しいですね、勉強になります
滋賀県の遺跡ブログも少し見させていただきました
また、お邪魔します
何年?いや何十年前かも!この角窓と丸窓を見に行ったのを懐かしく思い出しました。
しかし、あきさんは歴史に詳しいですね、勉強になります
滋賀県の遺跡ブログも少し見させていただきました
また、お邪魔します
Posted by やま桃 at 2014年10月23日 15:23
あきさん、こんにちは。
静寂の中で凛と佇む窓
角窓、丸窓に自分の心を照らし合わせてみてます!おこがましいですね(>_<)
窓ひとつにこれだけの訓えが込められているんですね
なるべく丸窓の心で過ごしたいです。
勉強させて頂きました。
静寂の中で凛と佇む窓
角窓、丸窓に自分の心を照らし合わせてみてます!おこがましいですね(>_<)
窓ひとつにこれだけの訓えが込められているんですね
なるべく丸窓の心で過ごしたいです。
勉強させて頂きました。
Posted by 花 at 2014年12月13日 12:01
紹介
百花繚乱 http://www13.ocn.ne.jp/~ryouran/
おほもと http://www.oomoto.or.jp/
百花繚乱 http://www13.ocn.ne.jp/~ryouran/
おほもと http://www.oomoto.or.jp/
Posted by 言霊百神 at 2015年02月07日 18:25
紹介
百花繚乱 http://www13.ocn.ne.jp/~ryouran/
全生庵 http://www.theway.jp/zen/
言霊百神 http://futomani.jp/
百花繚乱 http://www13.ocn.ne.jp/~ryouran/
全生庵 http://www.theway.jp/zen/
言霊百神 http://futomani.jp/
Posted by タカマハラナヤサ at 2015年02月18日 13:03